Last Update: "2007/11/09 19:58:59 makoto"
Interrupt
今回紹介している Sandpoint X3 + Unity X4 (PrMC 8245) の組合せでは、
次の三つの割込制御 LSI があります。
図参照
8259 x 2 ... W83C553F
EPIC x 1 ... mpc8245
とは言っても物理的には 8259 x 2 が WinBond W83C553F の、EPIC が
mpc8245 のそれぞれの中に実装されています。
また Sandpoint X3 には SPF100 という名前の FPGA があり、
これによって、割込線の配置(接続)を変更して設定することが可能になっています。
これを制御するのは、Sandpoint 上の
DIP SW2-4 と SW2-5
です。
IMODE[0:1] | 選択名 |
備考 |
---|
SW2-4 | SW2-5 |
On (right) | On (right) | Serial | 初期設定 |
On (right) | Off(left) | Wire OR | |
Off (left) | On(right) | Slot | 利用不可の機種がある |
Off (left) | Off(left) | 予約 | |
これらのそれぞれについて、以下に説明を加えます。
Serial
この選択では、SPF 100 が割込を直列 (時間方向)に分割して送信するようになります。
そして、それは、 PrMC 基板上の
MPC107 あるいは MPC824x によって、元の並列の信号に戻すことが可能になります。
この選択では、通常 4 つしか利用出来ない割込線以上の数の割込を扱えます。
EPIC slot | 割込源 | 備考 |
0 | SIO 割込 | 負論理、0 で割込有効 |
1 | (予約) | (予約)
| 2 | PCI SLOT #1 | 各 PCI の INTA# |
3 | PCI SLOT #2 |
4 | PCI SLOT #3 |
5 | PCI SLOT #4 |
6 | Winbond INTA# |
| 7 | Winbond INTB# |
| 8 | Winbond INTC# | IDE 割込
| 9 | Winbond INTD# | IDE 割込
| 10 | (予約) | (予約) |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
Wire OR
全ての割込線が束ねられて一つの信号線として扱われます。
Slot
製造番号 が 5150 以降のものでのみ利用可能です。
この選択では、PCI slot からの割込のみを受付け、Winbond や Super I/O から
の割込は無視します。四つの PCI slot からの INTA#/B#/C#/D# が
図の左上にあるように順次接続され、
この図とは違って、EPIC の IRQ 0/1/2/3 入力に直接入力されるようになります。
この選択の用途としては、Winbond W83C553F のような south bridge
を持っていない NAS 機器に向けた software の検証が可能になります。
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