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| この画面は
http://home.jp.FreeBSD.org/~koga/cf/
から勝手に持って来て自分用に見易くしたものです。
原本の更新よりも古い可能性があります。
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http://www.sendmail.org/m4/mailers.html
Last Update: "2005/12/01 09:50:22 makoto"
MAILER 定義
インターネットの構成が洗練されて
きているおかげで、
現在の版では以前の版に比べて、
利用出来る
メイラが少なくて済むようになっています。
通常、
MAILER の定義は 設定ファイル (*.mc)
の最後に記述します。
-
local
- local メイラおよび prog メイラ。ほとんどの場合で必要と
なります。唯一の例外は、すべてのメールを他のサイトへ転
送する場合です。いづれにしても、
この local メイラは自動的に組み込まれます。
-
smtp
- Simple Mail Transport Protocol (SMTP) メイラ。
このメイラは、
ゲートウェイの内側などのホストを隠しません。
このメイラが使用される場合、すべてのホストが DNS によ
って参照可能であることが想定されています。実際には、こ
のファイルでは以下の五つのメイラを定義しています。
- "smtp" 相手のサーバへ通常の (古い形式の) SMTP 配送
を行ないます。
- "esmtp" 相手のサーバへ拡張 SMTP 配送を行ないます。
- "smtp8" 8ビットデータを MIME 変換せずに SMTP 配送しま
す (つまり、相手の通知にかかわらず、相手が
8ビットデータを受け付け可能であることがわかっ
ている、ということを宣言することになります)。
- "dsmtp" オンデマンド配送を行ないます。
- "relay" RELAY_HOST, LUSER_RELAY, MAIL_HUB への配送を行
ないます。
-
uucp
-
UNIX-to-UNIX Copy プログラムメイラ。実際には、これは
"uucp-old" (別名 "uucp") と "uucp-new" (別名 "suucp")
の二つのメイラを定義します。後者は、相手の UUCP メイラ
が一度の転送に対して複数の受信者を扱うことができること
が分かっている場合に使用します。smtp メイラも設定ファ
イルに定義されている場合、さらに二つのメイラ
("uucp-dom" と "uucp-uudom") も定義されます。
[注意: MAILER(uucp) の前に MAILER(smtp) を指定
する必要があります]
uucp メイラを組み込んだ場合、sendmail は、
クラス U に含まれる名前を見つけると、それらをすべて
uucp-old へ配送します。同様に、クラス Y は uucp-new へ、
クラス Z は uucp-uudom へ配送します。
なお、これは受信
側で動いている rmail の版に依存するものであり、
必ずしも設定で期待したとおりになるとは限らないことに注
意が必要です。
詳しくは、後出の UUCP メイラについての章を参照してください。
-
usenet
- Usenet (ネットニュース) 配送。これを指定すると、
``group.usenet'' という名前のローカルのユーザ宛てのす
べてのメールを ``inews'' プログラムへ渡す特別なルール
がルールセット 0 に追加されます。これは、すべてのニュ
ースグループに対して機能するため、セキュリティ上の問題
となる可能性があることに注意してください。
-
fax
- FAX 送信。これは実験的なもので、Sam Leffler 作のソフト
ウェア HylaFAX にもとづいています。詳しくは
http://www.hylafax.org/
を参照してください。
-
pop
- Post Office Protocol (POP)。
-
procmail
- procmail (sendmail には付属していません) へのインター
フェース。
これは mailertable の中で利用するようになっ
ています。たとえば、「あるドメイン宛てのすべてのメール
をある人へ転送するにはどうすればよいか?」という問題が
よくあります。
そのような場合、このメイラ定義をすることで、
次のような
mailertable
を解釈させることができます。
procmail:/etc/procmailrcs/host.com
上記で参照している
/etc/procmailrcs/host.com の内身は次のようになります。
:0 # forward mail for host.com
! -oi -f $1 person@other.host
この設定で、(任意のローカルパート)@host.com は、
person@other.host に送信されます。procmail のスクリプ
トにおいて、$1 は発信者の名前、$2 は受信者の名前です。
これを FEATURE(`local_procmail') と一緒に使用する場合
は、この FEATURE 定義を最初に置く必要があります。
-
mail11
- DECnet の mail11 メイラ。
ftp://gatekeeper.dec.com/pub/DEC/
から (もちろ
ん DECnet からでも) 入手できる mail11 プログラムを利用
している場合にのみ有効です。これは Phase IV DECnet の
サポート用のものですが、もしサイトで Phase V DECnet が
あるならば、さらに問題を抱えることになるでしょう。
-
phquery
- phquery プログラム。直観的にはわかりづらいですが、これ
は内部的に "ph" メイラとして参照されるものです。CCSO
ネームサーバ検索を行なうために使うことができます。この
メイラが使用する phquery プログラムは、ph クライアント
と共に配布されています。
-
cyrus
- cyrus メイラおよび cyrusbb メイラ。cyrus メイラは、ロ
ーカルの cyrus ユーザへ配送します。このメイラでは、
"user+detail@local.host" というシンタックスが使用でき
ます。このとき、ACL で許可されていれば user の
"detail" メールボックスのへの配送を行ないます。cyrusbb
メイラは、あるシステムワイドな cyrus メールボックスの
ACL で許可されている場合には、そのメールボックスへ配送
します。cyrus メイラは、local メイラよりも後に定義する
必要があります。
-
qpage
- ポケットベルへのインターフェースである qpage メイラ。
詳しくは
http://www.qpage.org/
を参照してください。
実は、
local メイラは、
"user+detail" 形式のアドレス
も処理することができます。
その場合 "+detail" の部分の文字列は、
どのメールボックスに分類すべきかには使われませんが、
ある種の
ローカルのメールプログラム(特に、FEATURE(`local_procmail') )
ではうまく利用することが出来るはずです。
つまり、その場合、
"eric", "eric+sendmail", "eric+sww" はいずれも同じユーザを表しますが、
付加されている <null>, "sendmail", "sww"
の部分の文字列をメールの振分けに使うことが出来ます。
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この画面は jeedosaquin
を使って表示しています。
Copyright
cf Project
これらの画面は
http://home.jp.FreeBSD.org/~koga/cf/
から勝手に持って来て自分用に見易くした(つもりの)ものです。
原訳の更新よりも古い可能性があります。
英語版:
http://home.jp.freebsd.org/~koga/cf/README.orig
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