http://www.sendmail.org/m4/non_smtp_config.html
SMTP 以外の設定
これまで説明してきた設定ファイルは、SMTP を利用しているサイトを主
な対象として設計されています。UUCP のみ、あるいは主に UUCP を利用
しているノード (この言葉は、UUCP 経由で他の世界と接続されている小
さなローカルネットを意味します) には、最適ではないでしょう。しかし
ながら、いくつかの特別な場合を扱うための hook が用意されています。
次のように定義することで、より複雑なアドレスの記述規則を処理する
``smart host'' を定義することができます。
define(`SMART_HOST', `mailer:hostname')
このように定義すると、``mailer:'' の既定値は "relay" になります。
通常の UUCP ルールでは取り扱うことができないメッセージはすべてここで
定義されたホストに送られることになります。
ローカルについては SMTP ベースのネットワークで、外の世界に対しては
UUCP で接続している場合、適切なルールを加えるために LOCAL_NET_CONFIG
を利用できます。たとえば、
define(`SMART_HOST', `uucp-new:uunet')
LOCAL_NET_CONFIG
R$* < @ $* .$m. > $* $#smtp $@ $2.$m. $: $1 < @ $2.$m. > $3
こうすると、自ドメイン名 ($m) が末尾にあるものは SMTP 経由になり、他は
全部 uucp-new (スマート UUCP) 経由で uunet に送られます。もし
FEATURE (`nocanonify') を設定している場合は、$m の後のドット `.' を削
除する必要があります。もし、外部に接続していないローカル DNS をドメイ
ン内部で利用している場合は、次のように設定したくなるのではないでしょう
か。
define(`SMART_HOST', `smtp:fire.wall.com')
LOCAL_NET_CONFIG
R$* < @ $* . > $* $#smtp $@ $2. $: $1 < @ $2. > $3
こうすると、ローカルの DNS 検索で発見できたものついてのみ直接送信し、
それ以外については SMART_HOST を経由します。
FEATURE (`promiscuous_relay') および
FEATURE (`accept_unresolvable_domains')
と共に UUCP メイルを利用す
るには、anti-spam ルールを無効にする必要があるかもしれません。
|