http://www.sendmail.org/m4/site_config.html
サイトの設定(旧式)
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* この章の内容はすでに時代遅れであり、以前のものとの *
* 互換性のためだけに残されています。新しく設定する場 *
* 合は、mailertable を使用するようにしてください。特 *
* に、uucp-uudom のように新しい形式の UUCP メイラで *
* はうまく機能しません。 *
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サイトが入り組んでいる場合、UUCP で直接接続しているホストのリストなど、
通常より多くの独自設定が必要となることがあります。そのような場合、ちょ
っとした工夫をすることができます。複雑なサイトの設定例として、
cf/ucbvax.mc を参照してください。
SITECONFIG マクロを使用することで、サイト依存の設定を siteconfig サブ
ディレクトリ中に用意して、間接的に参照することができます。たとえば、
SITECONFIG(`uucp.ucbvax', `ucbvax', `U')
とすると、ファイル uucp.ucbvax を読みこんでローカルのコネクション情報
を入手します。二番目のパラメータはローカルの名前です (ここでは単に
"ucbvax" としていますが、これはローカルに UUCP 接続を持っており、それ
が UUCP ホスト名だからです)。三番目のパラメータは、そのファイルから読
みこむホスト情報を格納するローカルの名前を格納するマクロ (ここでは $U)
と、クラス名 (ここでは U) の両方の名前です。もう一つ別の例として、
SITECONFIG(`uucp.ucbarpa', `ucbarpa.Berkeley.EDU', `W')
という行があります。ファイル uucp.ucbarpa には、ucbarpa.Berkeley.EDU
に接続している UUCP サイトのリストが含まれています。
クラス W はこのリストを格納するために使用されます。
そして、マクロ $W は
ucbarpa.Berkeley.EDU、すなわち ファイル uucp.ucbarpa にリストされてい
るホストに対して接続する中継ホストの名前が定義されます。[ucbarpa とい
うホストは既に存在しませんが、この時代遅れの設定ファイルは、もしやるの
だったらどうするかというサンプルとして残してあります。]
SITECONFIG の第三パラメータが ``U'' の場合は特別であることに注意が必要
です。その場合、第二パラメータはリモートサイトの名前ではなく、ローカル
サイトの UUCP 名と仮定されます。そして、 UUCP 名はクラス w (ローカルの
ホスト名リスト) に $U.UUCP として格納されます。
サイトの設定ファイル (たとえば siteconfig/uucp.ucbvax.m4) は、接続情報
を記述する SITE マクロが並んでいるだけです。たとえば、
SITE(`cnmat')
SITE(`sgi olympus')
のようなものです。二つ目の例は、一つの行に二つ名前を書けることを示して
います。大抵の場合、同じホストの別名を表わしているか、あるいは少なくと
も同じ会社のホストである場合が多いです。
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